海洋散骨 うみと大地の自然葬

{お墓の処分・散骨} 墓地の撤去から撒(さん)骨まで

2010年11月30日

1.jpg私は年を重ねる毎に年々自然回帰の撒骨について考えるようになりました。ごく身近な人達とも話し合う機会がふえ、真剣に考えるようになりました。

十月、都会で暮らす長男の許へ出掛け、墓地・納骨堂等2・3ヶ所、物色している所でした。

夜も更けて偶然撒骨の話題となり、インターネットで関東・関2.jpg西・九州・長崎と検索、墓守代行センターの存在を知りました。

帰宅して早速連絡。故郷長崎の地に「眠れる海」のあることを知り心がさわぎました。

亡夫の二十七回忌法要を前に、未だ私の体が動ける間に私自身の手で「自然に還したい」との思いから、亡夫と分骨して3.JPGいた亡父の撒骨を心に決めました。

扨て実家の墓地を明けてびっくり ・ ・ ・ ・ ・ 手をつけていなかった先祖代々の骨は散乱、壷には水が入っていて見る影もない惨憺たる有様、代々続いた先祖の骨は20体以上、放置して良い筈もなく、社長の助言に従い、閉眼供養・墓地の解体・撤去・整地となり無事に寺へ返還の運びとなりました。

これらもひとえに、社長以下・社員の皆様方の御協力のお蔭で4.JPGす。

子孫への禍根もなく、これも共に撒骨する事になり、何よりの供養と親戚一同も喜んで賛同してくれました。

つるべ落しの秋の入り陽の中に、花の道を静かに流れ漂う夫・父・そして先祖の魂に合掌しながら心から「あゝ良かった!」と思いました。

5.JPG日没と共にシルエットになって浮かび上った軍艦島の勇姿。廃虚となった現在こうし死者の眠る海にふさわしく・哀しく・幻想的で、今も心に焼きついて忘れられません。

近き将来、私も又、いつの日にかこの藍い静かな海に眠ることでしょう。

「海人の儀式」もひそやかで哀しみを吹きとばす様に爽快でした。

6.JPG社長の心遣い、社員の方々の真摯な態度にも、とても気持嬉しく家族一同感謝の念でいっぱいです。

有りがとうございました。

 

                     2010年11月28日   N

 

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長崎県

東京都

神奈川県

 

N家 御家族様 

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3名様 御参加

 

墓所撤去 ~ 海洋散骨

長崎県 長崎市 端島    (軍艦島) 沖 ポイント