海洋散骨 うみと大地の自然葬

{お墓の撤去・散骨・納骨堂} 海を愛した父とご先祖の遺骨を海洋散骨 お墓の処分から散骨と納骨堂まで

2011年05月27日

P2070026.JPG私の父は、長崎魚市場で長年働いていたこともあり、海を愛するひとであったため、常々海で散骨して欲しいとの希望をもらしていました。

足腰が弱くなった昨年頃からは、散骨の場所と更に細かい方法にも注文をつける様になっていました。齢74才とまだまだ若かったため、お酒のうえでの話だと聞いていたのですが、寿命を知っていたのか今年の初めに急逝しました。

mizunuki.JPG葬儀を終えて東京に戻り、さてどうしようかと思ってネットで調べたところ、父が希望した場所で散骨をしている「墓守代行センター」のことを知りました。当初はどういう会社か分からず不安を覚えましたが、思い切って連絡をとってみました。また、詳しくはここで申しませんが、父の特別な希望もお願いしてみました。同社にとっても前代未聞のことであったため、検討のうえで返事をしたいとのことでした。無理がありそうなので、通常のやり方でも仕方がないかと返事を待っていました。

CA3E0112.JPG2週間程たったところ、技術的にも法律的にも支障がなく、遺族にも納得できる方法を良心的な予算で提示していただけました。遺族の身になって、真摯に考えていただけたことが解る内容であり、本当に感謝いたしております。

更に、先祖のお墓が島原にあり、遺族が長崎に殆どいないため、無縁仏になる懸念を相談した結果、お墓をお寺に返し、ご先祖の散骨もすることにいたしました。古いお墓で37体ものお骨があるため、三十三回忌を経過しているお骨は自然に返して(通常の海洋散骨)して、まだ済んでいない祖父母と父の骨の一部のみを長崎のお寺で、永代納骨及び供養をしていただくことにいたしました。

この作業にあたっても、水浸しになっていたお骨と数十個の骨CA3E0138.JPG壺の天日干しから始まり、両方のお寺との交渉、市役所への手続き、そして墓石を更地にするまで何度も地方出張して、懇切丁寧に対応していただきました。また、ご紹介していただいた永代供養のお寺のご住職様もとても良い方で、葬儀のときにお世話になった方であったのも縁があったのだと感慨深いものがありました。

散骨の日程についても、混んでいるGWの時期を調整していただけて、とても助かりました。お陰様で天気にも恵まれて、父及びご先祖様のお骨を、鏡のように穏やかな海のなかに、静かに返してあげることができました。

今回の手続きや予算については、納得するまで詳しく説明していただき、かつ良心的でありリーズナブルなものでした。

IMG_1389.JPG何より、散骨するひとを、自分自身の父母だと思って対応するという、同社の皆様の態度と心遣いがとても嬉しかったです。

今回は準備段階中に、東北の大震災がございましたが、つくづくと皆様の温かい思いやりが有り難く身に沁みました。

私自身もぜひお世話になりたいと思いますので、末永く事業の継続を宜しくお願いいたします。

IMG_1420.JPGどうも、ありがとうございました。

 

                       2011年5月11日   N

 

 

IMG_1407.JPG          東京都

          長崎県  N家様 3名様 ご参加

          墓地の処分 ~ 海洋散骨 ・ 納骨堂

          長崎県 長崎市 外海 夕陽が丘 沖 ポイント