エンディングノート
2014年08月29日
先日、テレビ番組で「終活」の特集が放送されていました。
その番組の中で、自分の人生の記録や、残された人に伝え
たいことを書くためのノート「エンディングノート」のことを詳しく
説明していました。
私も以前から「エンディングノート」のことは知ってはいましたが
内容までは深く知らなかったので、この仕事に関係があると思い
メモを取りながら観ていました。
「エンディングノート」には3つのメリットがあるそうです。
・「万一の時に家族が困らないように」
故人は何が希望だったのか、大事なものはどこにあるのかと
家族が困らないようにするため
・「日常生活の備忘録として」
物忘れを起こしても親戚・知人の住所や連絡先を1つにまとめて
おくことで日常生活でも便利
・「家族に対する愛情を伝えるため」
生前、照れくさくて言えないような事をメッセージとして残しておく
ことができる、このようなメリットがあるそうです。
なかなか自分の最期を考えて書くということは気持ち的に難しい事
だとは思うのですが...。
少し前からこのようなノートはあるそうなのですが、以前は残された
人へのメッセージに重点がおかれていたのに、最近のノートには
「通帳の置き場所や暗証場号、親戚・知人の連絡席、介護
や治療、供養についての有無や相続について」のこと、それにメッセ
ージといった項目になっているそうです。
少し寂しい気持ちになりました。
確かに、このような項目が1つのノートに書いてあれば残された家族
は困る事が減ると思いますですが、どの項目も、まめに連絡を取って
いれば分かることなんじゃないかと思ったからです。
今の時代、子供と同居しないことが多くなって会話が減り、意思が伝え
られずにいる親が子供の事を思ってこのようなノートができたんではな
いでしょうか。
いつの時代も、親が子を思う気持ちは変わらないのに、親が子にして
あげる事は変わってきているような気がします。
いつかこのノートも書いて当たり前になるんでしょうね...。