海洋散骨 うみと大地の自然葬

福岡、平成27年4月11日チャーター散骨

2015年04月30日

平成27年4月11日、天気は晴れ・・・なのですが強風&高波

今回の海洋散骨をさせて頂いたご遺族様はいくつかの課題を

クリアして無事に行わせていただきました。

まず、埼玉という遠方から福岡での海洋散骨を行うという日程的に

延期が難しいということ。

そして、この日の強風と高波。

それから最大の課題は潮流が非常に早い海域であること。

このような課題を1つずつスタッフ一同、何回も検討し今回の

海洋散骨を無事に執り行わせて頂く事ができました。

「強風で船が急速に流される」ことで、

遺骨の広がりは肉眼では確認できていたのですが写真ではわかりづらく

ご満足のいくスナップ写真が撮れなかった事が悔やまれますが、

お客様の安全確保に精一杯で写真は少ししか撮れませんでした。

これまでで一番難しかった施行であり、そうなることは海域特性から予測できていたのですが、

「この海域でチャーター散骨を実現してくれるのは墓守代行センターさんしか無いんです」

「この海域でなければ意味がない」というお客様の希望を叶えるために、弊社使用船舶の中で

一番荒れ海に強い船と船長で挑ませていただきました。

もちろん事故は絶対に起こしてはならないことであり、やれると判断しての出航決定ではあった

のですが、難しい海域のなかでスタッフ全員がお客様の安全確保に全力を尽くしました。

お客様とスタッフが一丸となって成した、まさに「魂の散骨」だったと思います。

弊社の「水葬の儀」のなか(水葬の儀最初)に「水神祈祷」があるのですが、

竜神様に故人様のお受け入れを願う為お客様とスタッフの全員で行う儀式です。

帰路でお客様が仰った「無事に済んだのは竜神様のご加護だったんでしょうね・受け入れられたと感じました」

というお言葉がとても印象的でした。

故人様を海にお還しするなかで、海の世界の慣わしをお客様が感じてくれたことがとても嬉しかったです。

「水葬の儀」は単なるセレモニーや飾りではなく、海に身を委ねるものが行うべき行動であり、

弊社は「海に受け入れられる散骨」を御遺族様に経験していただけるようこれからも

努力していきたいと思っております。

福岡県 北九州港沖

埼玉県 K様